hbstudy #21 に参加してきました!

みなさん節電してますか?みすとです

今日(もう昨日か)は3週間ぶりくらいに勉強会に参加してきました。
本日の講師はアマゾンデータサービスジャパンの荒木さん


題して、「AWSの質問に<<ベストエフォートで>>何でも答えます」


一問一答形式だったので、今回はメモをそのまま載せちゃいます


■事前質問コーナー


Q:AWSをはじめるにあたってチュートリアル的なものは?
A:AWSガイドブック
  エバンジェリストのブログ
  JAWS-UGのサイト


Q:物理的な制限は?
  1AZあたりのサーバ数は?
A:言えないですが、随時拡張中
  リザーブインスタンスを買うと、いつでも起動できることを保証


Q:どのくらいのパフォーマンス?
A:150Mbpsくらいは出る。西海岸は5Mbpsくらい。
  UDPのツール(Tsunami)を使えば西海岸でも100Mbpsくらい出る
  コアスイッチなどがボトルネックにならないように設計されている


Q:東京リージョンはいつから構築?
A:公然の秘密なので明言は避ける
  ラッキング・ワイヤリングは社員がやっている(セキュリティ基準の問題)


Q:ASP認定制度使いたいのでスペック教えて
A:ソニックガーデン様の「SKIPaaS」が取得しているのでそちらに
  ホワイトペーパーも用意している
  お客様の中にはHIPPA取得しているところも


Q:ClusterGPUはいつ東京に来る?
  EMRはいつ東京に来る?
A:ユーザが増えれば


Q:競合が日本に上陸しても、絶対に負けないという自信の根拠は?
A:AWSはエコシステムを重視している
  最大公約数に集中、足りないところは外部にお任せ


Q:課金情報取得APIないの?
A:今のところない
  マネジメントコンソールから一日ごとに取得
  サーバーワークスさんが目安を提供


Q:AutoScaleを短時間にStart/Shutdownしたときの料金は?
A:Startの回数分になるので、閾値はセンシティブにしないほうがいい


Q:Route53はDNS cache poisoningならないの?
A:キャッシュサーバでないので、その可能性はないはず


Q:メモリの共有とかどうなっている?
A:over provisioningはしていない


Q:豪快な使い方
A:インターネット全トラフィックの19%にEC2が関連との報告がある
  北米の20〜22時のトラフィックの20%以上がNetfix(ストリーミングサービス。全部AWS)によるもの


Q:ELBでSSL使いたいとき、証明書はいくついる?
A:技術的には必要ない
  必要数は証明書の発行局による


Q:EBSのスナップショットの仕組みについて
A:公開できない


Q:EC2+EBSでiowaitがひどい
A:EBSを並べてRAID0できる。10G なので結構早くなる


Q:手持ちのイメージファイルを使いたい
A:vmimportがある
  対応は現在win2008のみ。順次拡大予定


Q:どうやったらAWSに入れる?給与体系は?ストックオプションは?
A:中の人に連絡するのが一番早い
  内部のシステム(チケットとか)は英語
  オプションでなく現物


■要望


・素人向けにシンプルなUIを
 →サーバーワークス使いましょう


iPhoneからコントロールしたい
 →directEC2というアプリがある


・定額プラン
 →CloudPackさんがやっています


口座振替
 →毎月1万ドルで半年以上利用してたら口座教えます(ただし海外送金)
  日本円の処理も準備中


・EC2からのメールがgmailでスパム判定されやすい
 →逆引き申請は出していますか?
  それでもだめならSES利用を


・SESの統計データをブラウザで見たい
 →APIは公開してるので、ビジネスチャンス!


・リージョン間移行を楽にして欲しい
 →クラウドワークスがやってる


・新サービス要望
 RDSのPostgres対応/東京リージョンのマルチAZ化 他


iDC見学したい!
 →ダメ


・出社/退社時刻って?
 →あまり意味ない質問。海外が絡むと朝一でテレカンしたりもある


Amazon Linuxで使えるパッケージが少ない!
 Amazon Linuxは RHELバイナリ互換。CentOSベースではない
 パッケージもいろいろ違う


・荒木さんの欲しいサービス
 →給料と休暇が増える方向にスケールするサービス


・なぜAWSに?
 →日本初、世界初のアイデアをサポートしたい


AWSを使うとモテるって聞きました!
 →都市伝説
  でも、amazonは半分近くが女性。美人がいっぱい活躍してるよ!


■自由質問


・払えないとごねるお客様はいる?
 →クレジットカード会社が吸収してくれます


debian開発者に無料開放はないの?
 →ない。十分リーズナブルなので値引きはない。
  

地震支援でベンダーロックインは目論んでいる?
 →特に考えてない。いつでも始められる、いつでもやめれるのがAWSのいいところ
  


・OpenStackは検証している?
 →AWSとしては見ていない
  荒木さん個人はしている


・ハイブリッドクラウドの時代になったらどうする?
 →ハイブリッドクラウドベンダーがAWSを使うのも制限していない
  むしろ、クラウドユーザーが増えてパイが増えるのはいいんじゃないか


SaaSに手は出さないのか?
 →ユーザー要望があればするが、そもそも区分が違う。
  IaaSとかPaaSでなく、インフラ、データベース、サービスみたいな区分けすることが多い


・SESでキャリアブロックに対する対策は?
 →してないと思うが、流量制限でOKと思われる


・EC2のカーネルIDとの対応、東京リージョンでは公開されているの?
 OpenSolaris動かしたいがAMIがないので参考になるものがない!
 →すべてを公開しているわけでない
  OpenSolarisは前例ないと思う。ぜひチャレンジを


・ここは弱点だってとこはある?
 →良くも悪くもみんなが使いたいような最大公約数的なサービスしかない
  特殊な構成要件を求められると弱い


・物理制限に絡んでEMRに何か制限とかある?
 →ない
  Hadoopのネットワークでのサチュレーションとか対策のノウハウは一杯ある。


・セキュリティチェックシートの質問にプレミアムサポートで答えてもらえる?
 →ドキュメントの解釈とかがサポートの仕事。金の匂いがすれば営業が対応するよ


・プライベートIPアドレスを固定する方法は?
 →今のところない
  内部でDNSサーバを立ててくださいと案内している


・サービスの命名規則
 →不明。マーケティング&副社長あたりが決めるらしい
  社員もどんな名前でくるか楽しみにしている


・東京の電気料金増加が予想されるが、インスタンスの価格に反映される?
 →今まで値上げしたことがないのでぎりぎりまでがんばるはず


・SESの送信限界数の増加条件は?
 →公開はしていない
  来月から100万通送りたいとかあったら連絡してくれれば対応する


・AutoScaleの閾値
 →増やすときはともかく、減らすときは一時間単位でいいと思う
  一時間以下でも一時間分取られるし・・・


インスタンスの立ち上げに時間かかる
 →自分でモジュール削ってカーネルコンパイルすれば早くなるよ
  EBS使うのも早くなる
  windowsはそういうのができないので早くならないからお勧めしない


・EBSは一番遅いのに引っ張られるのでは?
 →その可能性はある。心配してる人はRAID10にしている
  mongoDB最速を目指した人はEBS20個でRAID10だった


・HPCでInfiniband使いたい
 →要望が多ければ実現するかも?AWSは最大公約数


・OpenVZ on EC2 ってOK?
 →OK。Amazon Use Policyに従う限り、問題ない
  余談ながらwikileaksを追い出したのは、著作権所有者が明らかに
  wikileaksでなかったため、ユーザーポリシーに反していると判断した


・apt-getができるAmazon Linux欲しい
 Amazon Debian Linux
 →やりましょう


・fusionIO使えるインスタンスが欲しい!
 →答えられないです


・NIDSは仕掛けてあるので、ペネトレーションテストするときは事前連絡を
 snortか何かで監視している模様


Amazon Linuxを開発しているのは何人くらい?
 →不明。チームではあるはず。リーダーにしか会ったことない


Amazon Linuxのメリット
 →サポートの切り分けがしやすい


・内部ネットワーク通信のチェックとか管理とかしてる?
 →速度は常にチェックしている
  従量課金なのでトラフィックを絞ることはないし、トラフィック過多でBANも聞いたことない


・東京リージョンの成長予測とか統計とか出さないの?
 →amazonとして出したことはないはず。調査会社とかが勝手にやってる


amazon自身でどのくらい使ってる?
 →amazon本体はほとんどAWS上に乗っている
  ノートとか、仮想化ライセンス出してないアプリとか、一部物理は残っている
  一日に増えるサーバー数は2000年当時のamazon.comのサーバー数とほぼ同等


・中国で検閲されにくいという噂が
 →中国にも大きく使っている企業がある


本編ここまで


本番たる懇親会は、qpstudyクラスタの中心メンバーがいなかったためか、非常に静かなものであったことを特記しておきます